昭和56年(1981)学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環として
マキノ農業公園・マキノピックランドを縦貫する県道の小荒路牧野沢線に マキノ町果樹生産組合が
メタセコイア約500本を植えた その後 組合関係者をはじめとする地域の人々の手により育まれ
さらに植栽区間も延長 現在では延長2.6kmにわたりメタセコイアの並木が続く雄大な景観を形成している
この並木は「日本紅葉の名所100選」及び「日本の街路樹100景」に選定されており
平成16年(2004)の韓国ドラマ『冬のソナタ』の並木道に似ているということで フォトスポットとなり
多くのカメラマンや観光客が訪れるようになった 平成20年(2008年)には「恋人の聖地」に選定された
メタセコイア
学名:Metasequoia glyptostroboides 英名は dawn redwood または Metasequoia
ヒノキ科(スギ科)メタセコイア属の落葉樹で1属1種となっている
和名では曙杉(アケボノスギ)となっているが 英名の dawn redwood を和訳したものである
その他の和名では一位檜(イチイヒノキ)とも呼ばれるが 現在では「メタセコイア」が通名である
昭和14年(1939)関西地方の新生代第三紀層で それまで発見されていたヌマスギやセコイアと異なる
常緑種のセコイアに似た化石が発見されたが 落葉樹であることが推定された
発見者の三木茂により従来の名であるセコイアに「後の・変化した」という意味の接頭語「メタ」をつけて
「メタセコイア」と命名され 昭和16年(1941)に学会で発表された
メタセコイアの化石は日本各地の他 カナダ北部・シベリア・グリーンランドなど北半球の北極周辺に
広く分布しており 当初の発見は化石のみで 絶滅植物と考えられていた
しかし 昭和21年(1946)に当時の中国四川省(現:湖北省利川市)で現存していることが確認された
これは中国四川省磨刀渓村で「水杉(スイサン)」と呼ばれていたもので「生きている化石」といわれた
昭和23年(1948)アメリカの植物学者 ラルフ・W・チェイニーが 湖北省から苗を持ち帰り北米で育成し
昭和24年(1949)チェイニーによって昭和天皇に献上されたのが はじめての日本への渡来となった
翌昭和25年(1950)三木茂が結成したメタセコイア保存会に アメリカ合衆国から100本の苗木が送られた
保存会では全国の研究機関や自治体にこの苗木を配布するとともに 苗木の育成を行い市民や団体に頒布した
全国各地の公園・並木道・校庭などに植えられ 日本の気候に思いのほかよく合い生育は早かった
2018.11.28 滋賀県高島市マキノ町 メタセコイア並木
倒木の年輪は36歳
10:50 琵琶湖東岸の長浜へ移動する 湖周道路を経て黒壁スクエアの「お旅所駐車場」まで40km
滋賀県長浜市湖北町今西 道の駅・湖北みずどりステーション
湖北野鳥センターと湖北水鳥公園に隣接する湖周道路にある道の駅
滋賀県長浜市湖北町今西 道の駅・湖北みずどりステーション
湖北野鳥センターと湖北水鳥公園に隣接する湖周道路にある道の駅
ヨシ原と竹生島
琵琶湖には昭和28年頃には230haものヨシ原があったが 現在は開発などの影響でで半減してしまった
近年 ヨシ原の重要性が見直され 平成4年に「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」が制定された
長浜市湖北町付近のヨシ原は 琵琶湖の代表的なヨシ原の一つであると同時に野鳥の楽園でもある
有名な夕日の撮影スポットだが 現在の時刻は午前11時50分
琵琶湖には昭和28年頃には230haものヨシ原があったが 現在は開発などの影響でで半減してしまった
近年 ヨシ原の重要性が見直され 平成4年に「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」が制定された
長浜市湖北町付近のヨシ原は 琵琶湖の代表的なヨシ原の一つであると同時に野鳥の楽園でもある
有名な夕日の撮影スポットだが 現在の時刻は午前11時50分
黒壁スクエアの「お旅所駐車場」まで 残り12km・約20分の距離