2016.02.28  大分県日田市 大山町大久保台梅林から久住へ

大山町は嘗て大分県西部にあった町で 平成17年(2005)3月に日田郡前津江村・中津江村・上津江村・天瀬町と
ともに日田市へ編入合併された 編入後も「日田市大山町」として地名は残されている
梅栗植えてハワイに行こう!
政府がまだ米の増産を目指していた昭和36年(1961)に 大山村では米作に不向きな山地の特性を生かすため
作業負担が小さく収益性の高い梅や栗を栽培し さらに梅干し等に加工して付加価値を高め 所得を増やす
第一次NPC運動を開始した NPCとは<New Plum and Chestnut>の略である
そのキャッチフレーズは「梅栗植えてハワイに行こう!」というユニークなもので この運動により
農家の収益が向上し 大山町は全国で最も住民のパスポート所持率が高い町になった
昭和44年(1969)に大山町となった後も 梅は大山町の基幹産物となって
町内のほとんどの農家で梅が栽培されるようになった このNPC運動は 後の一村一品運動の原点となった
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展望台から大山町中心部全景
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白梅
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早咲きの河津桜かな?
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観賞用の梅ではなく 作物としての梅の木
国道212号線の小国町下城と国道387号線小国町黒渕を結ぶ基幹林道「小国グリーンロード」を走る
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大字黒淵のクヌギ林
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阿弥陀の杉 熊本県小国町大字黒淵字本村
平成11年(1999)年の台風18号によって全体の約3分の2が倒れるという大きな被害を受け現在の姿となった
往時は熊本県最大の大杉で 幹まわりが約12.6m 高さ約38m 枝張りは37.5m 樹齢1300年余りを数え
枝張り外周面積は 約800平方m(240坪)もあった 国の天然記念物指定
小国町−南小国町−満願寺温泉を経由 農道を通って瀬の本に向かう
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標高870m 瀬の本高原
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もうすぐ高原に山焼きの火が入る
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放牧牛 阿蘇の褐牛(あかうし)
起源は韓牛と言われている 現在の「くまもとあか牛」は阿蘇や矢部地方及び球磨地方で飼われていた在来種と
明治時代にスイス原産のシンメンタール種の交配によって作られた褐毛和牛で 昭和19年に和牛として登録された
褐牛は 耐寒・耐暑性に優れ放牧に適し 性格が温厚で大人しく飼育しやすいという特性を持っている
但馬牛に代表される黒毛牛に比べ 赤身が多く適度の脂肪分もあって旨味・柔らかさ・ヘルシーさを兼ね備えている
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久住を一回りして ひたファームロードで帰る途中に亀石峠から下って「曽田の池」に寄る
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