耶馬日田英彦山国定公園 大分県日田市天瀬町・天瀬三瀑

2012.11.28  天瀬・慈恩の滝
天瀬町と玖珠町の境に位置する滝 万年山を源流とする山浦川と玖珠川が合流する場所にある
上段20m 下段10m 合わせて約30mの落差がある 滝の裏側に廻ることが出来ることから
別名「裏見の滝」と呼ばれ 時計回りに1周すると幸運に恵まれると言われている
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「慈恩の滝」の物語 <現地案内板より>
遠い昔、万年山(はねやま)のふもとに、小さな川をはさんで、小さな村がありました。
その小さな川の先の小さな滝には、一匹の小竜が住んでいました。
村人たちは、いつから、その竜が滝の奥にある穴倉に住んでいるのか誰も知りませんでしたが、
悪さをするわけでもなく、かわいらしい、おとなしい竜だったので、みんな竜のことが好きでした。
竜もやさしい村人たちが好きでした。村人たちと竜は仲良しだったのです。
しかし、その竜がどうやら重い病気にかかり苦しんでいることがわかったのです。
村人たちは、何とかその竜を助けてやることはできないものだろうかと思いましたが、
どうすることもできませんでした。そんなある日、旅をしているお坊さんが村を訪れました。
たくさんの修行を積んでいるお坊さんは、村人たちのどんな問いにも答えることができました。
そのお坊さんに村人のひとりが病気の竜のことを相談したところ、私が竜を助けてやろうと言ったのです。
お坊さんは、竜に言いました。「お前は、この滝の中ではもう長くは生きられない。
しかし、お前を天空に昇らせてやろう。そうすれば、病気の苦しみから、お前は助かることができるぞ」
竜は喜んで、お坊さんに頼みました。「どうか、私を天空に昇らせてください。
そうすれば、今まで、私を大切にしてくれた村の人たちに恩返しをします」
お坊さんは、穴倉の見える大きな岩に立ち、呪文を唱えました。
すると、それまで明るかった空は、一瞬で真っ暗になりました。激しい風が吹き始め、大粒の雨が降り出し、
激しい雷鳴と稲光がやむことなく続きます。次第に竜の体が光り始め、天に向かって浮かび始めました。
小さかった竜の体はだんだん大きくなり、長い体を滝のあちこちにぶつけ、
体を覆う光をあちこちに飛ばしながら、それでもどんどん上がっていきます。
竜の体がぶつかった岩は砕け、一段だった滝は二段になり、静かに落ちていた滝の流れが、
一瞬で激しいものに変わりました。そして、あちこちに飛んだ光は滝壺へ落ちていき、
しばらく魚のように泳いでいたかと思うと、やがて本物の鯉に変わっていきました。
それから、どのくらいの時間がたったのでしょうか。お坊さんと村人たちが見守る中、竜は天空へと昇り
見えなくなってしまいました。そして、空から声がしたのです。
「ありがとう。お礼に、これから、この地に多くの雨を降らせ、水の恵みを与えましょう」
それからというもの、万年山(はねやま)の上空にはたくさんの雨が降り注ぎ、川上に水が湧き出し、
小さな川は美しい水で満たされました。それからまた長い年月が経ちました。
竜からの贈り物である、この水を大切にしようと思った村人たちは、険しい山の中にもかかわらず、
みんなで力を合わせて、川の両方にみごとな水路を引きました。その水路のおかげで村中の田畑は潤い、
たくさんの農作物ができ、村人たちは、豊かで平和に暮らしていくことができました。
水は、長い水路を通って二段になった滝に落ちていき、滝壺には村人たちから大切にされている鯉が
元気に泳ぎまわり、その水しぶきの中に、ときたま、一瞬、竜が姿を見せることがあるということです。
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2013.08.20  天瀬・桜滝
落差約25m 幅約15mの滝 五馬高原を発し玖珠川に合流する合楽川にかかる滝
水量が豊富で流れ落ちる 水が無数の細かい筋となり 飛沫が桜の花のように見えることから名が付けられた
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2012.11.28  天瀬・観音の滝
落差12m幅4mの滝 流水が観音菩薩のように見えることから観音の滝と呼ばれる また 別名に琵琶の滝ともいう
国道210号沿いにあり国道と並ぶ玖珠川に流れ落ちる 慈恩の滝から観音の滝まで「三洲峡」と呼ばれている
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