2018.06.18 山口県防府市牟礼 周防阿弥陀寺

華厳宗 華宮山 阿弥陀寺 本尊:阿弥陀如来
鎌倉時代初期の文治3年(1187)奈良東大寺の僧・重源により 東大寺の周防別所として創建された
阿弥陀寺住職は周防国・国司の任を兼ねて絶大な権力を有し かつては多くの塔頭を有する大寺であった
戦国時代の文明16年(1484)に焼失し大内氏の援助を受け再興した
東大寺再建の木材伐り出しに従事する人夫達のため 重源が設けたと言われる石風呂が文化財として残る
現在は後代に造られた石風呂を 毎月第1日曜日に焚き 一般入山者でも有料(薪代)で供している
境内に咲き乱れる「アジサイの寺」として有名である
早朝に伺うべく前夜に移動し 山陽道に埴生ICから入り 周防灘PAで車中泊
阿弥陀寺には午前8時過ぎには到着したが 強雨に阻まれ 結局小雨となる11時まで時間待ち
やはりアジサイには小雨が似合う
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仁王門 貞享2年(1685)再建
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アジサイのレリーフが彫られた「観音橋」
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姫泰山木(ヒメタイサンボク)
落葉低木 学名:Magnolia virginiana L. モクレン科<Magnoliaceae> 自然分布:北米
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「開運・願掛け かわらけ投げ」の的
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そのまんま「ブーケ」
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開山堂
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半夏生(ハンゲショウ)
ドクダミ科・ハンゲショウ属 学名:Saururus chinensis 別名:半化粧
名前の由来は 半夏生の頃に花を咲かせることに由来する また 葉の一部を残して白く変化する様子から
「半化粧」とする説もある その他に 葉の表面だけが白くなることから古くは「片白草」とも呼ばれていた
半夏生とは 元々は中国から伝わったもので 二十四節気を細分化した七十二候のひとつである
旧暦では 夏至から数えて11日目としていたが 現在の暦では 太陽の黄経100度の日となっていて
毎年7月2日頃にあたる この頃に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」または「半夏水(はんげみず)」と言い
大雨になることが多い 農家にとっては大切な節目で この日までに田植えを終えるようにする
かつて半夏生は 天から毒気が降る日とされ井戸に蓋をしたり この日採った野菜は食べてはいけないとされた
地方によっては 半夏生から5日間を休みとすることもあった
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睡蓮(スイレン)
スイレン科 スイレン属 英名:water lily 学名:Nymphaea 水生多年草
日本に自生するのは 未草(ヒツジグサ)のみで 日本全国の池や沼に広く分布している
花を未の刻(午後1時−3時)頃に咲かせる事からその名が付いたと言われる
睡蓮はヒツジグサの漢名で 一般にヒツジグサに代えてスイレン属の総称として用いられている
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庫裡(くり)の縁側
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午後1時 阿弥陀寺を後にする 次の目的は 北九州市の高塔山公園のアジサイ
高塔山には 午後3時50分到着 その後 帰宅は午後7時34分
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