2015.03.31  シデコブシ(幣辛夷・四手拳)

学名:Magnolia stellata(Siebold & Zucc.)Maxim. モクレン科モクレン属の落葉小高木
日本の固有種であり 自生地は愛知県・岐阜県・三重県の一部に分布する
約350万年〜250万年頃にできた東海湖(伊勢湾最奥部と濃尾平野)の沿岸地帯となる養老山地東麓の扇状地や
木曽川・庄内川流域、渥美半島などの 丘陵地域の水が浸み出す湿地などに自生している

園芸用の苗木などが市販されていて 庭木や公園樹として植栽されているが
湿地の開発 土地造成 ゴルフ場建設などにより 推定される自生地の総個体数は1万個程度と絶滅が危惧され
環境省により 自生個体群はレッドリストの準絶滅危惧の指定を受けている

花は両性花で 花期は3〜4月頃で 葉が出る前に白の花を八重に咲かせる
和名は花の形が四手(しで)に似たコブシのような花を付けることに由来する

花言葉は 歓迎・友情

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シデコブシ 大分県豊後高田市 国東半島長崎鼻にて撮影

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コブシの花 2016.03.22 日田市龍体山公園

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