2015.06.29  彩雲

学名:<iridescent clouds
古来より仏教では 瑞雲・慶雲・景雲・紫雲などの呼び名があり これが現れると吉兆とされた
これは 寺院の落慶や入仏開眼法要などには「五色の彩雲」と呼ばれ 重要な催事に
よく発生する現象として認識されていたことによる また西方浄土から阿弥陀如来が菩薩を従え
五色の雲に載ってやってくる来迎図などにも描かれており 瑞相の一つとしても捉えられていた

現代では地震の前兆とする意見もあるが 気象学上ではありふれた現象として捉えられている
この現象そのものは 雲に含まれる水滴によって引き起こされる 日光のスペクトル分解に過ぎず
虹と同様大気光象のひとつである 只 梅雨の晴れ間に見えることは珍しく
昨夕より北の高気圧が張り出し 秋空のように高層雲が出来たことによるものであろう

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