2013.07.04  カタツムリ

「カタツムリ」は日常使われる通称で 日本における学術的呼称は「マイマイ」で統一されている

大雑把に言えば 陸貝(陸に生息する腹足類)の内 殻の無いものを「ナメクジ」
殻のある物を「カタツムリ」と呼ぶ ナメクジは カタツムリの殻が退化した生物と考えられ同族である

カタツムリの語源は「笠+螺貝(つぶ)」とされるが 少し無理があるように感じる
「笠+頭」で「カサツムリ」であったりもするが 自分なりに考えてみると
笠が渦を巻くことから<笠+旋毛=つむじ>で「かさつむじ」が訛った言葉ではないかと考えてみれば
繰り返し言葉を発すると「かたつむり」に一番近い気がするが 言語学者でもないので戯言としておく

その他の呼び名も多く「でんでん虫」は「出ろ出ろ」 「マイマイ」は のろのろと遅い歩みに
「舞え舞え」と囃す言葉が名前となったものとされる
カタツムリの呼称研究としては柳田國男が著した「蝸牛考」が有名であるが
一般に日本での呼称は「マイマイ目」「マイマイ科」「マイマイ属」のマイマイが多数派である

生物として移動能力が極端に低く行動範囲も狭いため 山脈や乾燥地・水域などを越えて分布することが
困難であるが故に地域固有種が多く 国内だけでも800種近いといわれる
基本的には殻に蓋がない 頭部に触覚が大小二対ある 大触角の先に目があることなど
また殻の渦は右巻・左巻とも存在し 殻の柄も含め全てDNAで決定づけられている

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ツクシマイマイ

漢字では「蝸牛」と書くが これは人の内耳にある聴覚をつかさどる
管楽器の「ホルン」のような形状をした器官のことである
殻の形状が似ているため使用される漢字で 元々は「蝸」だけで「カタツムリ」を著す

漢字を解体すると「虫+冎+口」となる なおも「冎」を解体すると「回+冂」となり
「丸くて窪みのあるもの」という意味になる
また「冎」の上部は渦巻きの意味 または「回」の略字でもある
他に「鍋」は丸くて窪みのある物 「禍」は落とし穴から災いを表し 「冎」は関節の窪みを表すことから
体を表す「月」を加えて「骨」となる 以上の点から「蝸」は「丸くうずを巻いた」「膨らみのある」
なおかつ「口のある」「殻を持った虫」を表すのに作られた漢字である

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