2014.04.02  ムラサキケマン(紫華鬘)

学名:Corydalis incisa ケシ目ケマンソウ科キケマン属の越年草で日本全国に分布する
越年の仕方がやや複雑である 初夏まで成長した後地上部は枯れ成熟した種子が地上に蒔かれる
一方枯れた本草は 地下に団子状になった根茎を残し越年する その年の秋に数枚の葉を出して越冬し
春を迎えて茎を伸ばして花をつける 結実すると全体が枯れ2年目には何も出ない

全体に有毒のプロトピンを含み 誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こす
ただし ウスバシロチョウの幼虫には無害で 食草となっているため体内に毒を蓄積する
このため成虫のウスバシロチョウも有毒となる 近似種に同属のエンゴサク類・キケマン類がある

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