2014.10.08  皆既月食

月食<lunar eclipse>とは 満月の時 月が地球の影に入り 月が欠けて見える現象である
月全体が本影(太陽光線が完全に遮られた部分)に入る皆既月食<total eclipse>と
月の一部分だけが本影に入る部分月食<partial eclipse>がある
半影食とは 月が半影(地球が太陽の一部を隠している部分)に入った状態をいい
本影のように影の輪郭が明確では無く 通常肉眼や低倍率及び解像度の低い望遠鏡では判然としない

地球の大気により太陽光のうち波長の長い赤系の光が屈折・散乱されるため
全てが本影に入る皆既食であっても 影の部分は暗い赤銅色になる

月食は1年間に1〜3回 皆既月食は数年に一度の発生率である しかし複数年連続する場合もある
近年の発生は 2000年・2004年・2007年・2010年・2011年・2014年
今後は 2015年・2018年・2021年となっている
今回の当所に於ける皆既月食は 地平線上の月の出 17:43 部分食の始め 18:14
皆既食の始め 19:24 食の最大 19:54 皆既食の終わり 20:24 部分食の終わり 21:34
半影食の終わり 22:35 となっており 月を確認出来たときは既に70%程度が影となっていた 

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