2020.10.21  ジョウビタキ(尉鶲)

スズメ目・ツグミ科(分類説によってはヒタキ科)ジョウビタキ属に分類される渡り鳥
別表記:常鶲 学名:Phoenicurus auroreus
和名の鶲(ひたき)は 打撃音のような鳴声が火打石を打つ音に聞こえることから火焚が語源となった
漢字は国字である 翁(おきな=髭の老人)偏としたのは「ヒタキ類には口周りに髭のような
羽毛が生えていることから」とされる説があるが定かではない
その上「尉鶲」の尉(じょう)も白髪の老人という意味で 「翁」と同義語となりややこしい
ただ「尉」は オスの頭が白いことが由来とされている
樹木の枝から飛び立ち 昆虫を空中で捕獲し元の枝に戻る「ヒタキ型」給餌をする一方
ツグミ類のように捕食のため地上に降りることも多いことから 科属の混乱を招いている
繁殖域はチベットから中国東北部・沿海州・バイカル湖周辺で 非繁殖期の冬は日本や中国南部
およびインドシナ半島北部へ渡り越冬する 雄雌とも縄張りを作って同種を排斥する習性があり
そのため 普通日本では「つがい」として見ることはない 窓や鏡に映る自分の姿にも
攻撃や威嚇を加えるほど気が強いため 車や家の窓周りなどに糞害を与える困りものだが
人に対する警戒心はあまりなく 追い回しても平気で あえて近くに寄って来ることもある
これは 人に対する威嚇という説もあるが 長い年月をかけて培った
ちゃっかりと人の威を借りた 縄張り争いの「手抜き」の知恵と思えば 親しい思いも湧く
これからの季節 同じく縄張り意識の強いモズと おじぎのような姿勢で鳴き声をあげて争いをする
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窓から覗く仕種の ジョウビタキ(メス)
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地味な色のメス
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胸から尾にかけてオスメスとも橙色である 翼の白い斑点はジョウビタキの特徴
この白い斑点を 着物の紋に見たて「紋付鳥(もんつきどり)と呼ぶ地方もある
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オスは色の切替もくっきりと鮮やか(Pixabayからの画像)
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