2020.01.16  波状雲

基本的な雲形は10種に分類されるそうで 高度の高い順から「巻雲・巻積雲・巻層雲・高積雲・高層雲
乱層雲・層積雲・層雲」があり 垂直に発達し下層から上層に至る雲に「積雲・積乱雲」がある
積雲と積乱雲の違いは カミナリの有無で積雲は基本的に雨が降らず雷も伴わないとされる

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波状雲 学名:undulatus
undulatus>はラテン語で 「波のある」という意味を持つ言葉
同じ花鳥風月譚・風気雲「夕焼け」に掲載した2019.10.20の写真も波状雲で 畑の畝を思わせる形状から
別名「畝雲」とも呼ばれる 雲形分類上は「巻積雲・巻層雲・高積雲・高層雲・層積雲・層雲」の
変種のひとつである 成因は重力によって引き起こされる重力波の一種・大気波とされ
持ち上げられた部分に雲が発生し 引き下ろされた部分には雲が出来ないため縞模様となる
また 畝のような直線状の雲のほか 波紋のように同心円状に並ぶ雲が出来ることもある


観天望気
波状雲が現れると天気は下り坂とされる 低気圧の前面に位置する温暖前線の前方に現れることが多く
低気圧が接近し温暖前線が近づくにつれて 波状雲の現れる高度が徐々に低くなるため
地上から見る縞模様が広がり太くなるように見える さらに前線が近づくと雲の隙間は埋まり
次第に低い雨雲となる 実際に翌17日の天気は終日雲は厚く今にも雨が降りそうであった

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