2014.04.16  八重桜・カンザン(関山)

八重桜と言う名は 八重咲きサクラの総称で内実多くの品種がある 一般的に見られる品種として
関山(カンザン)・普賢象(フゲンゾウ)や八重紅垂れ(ヤエベニシダレ)などが有名である
開花期がソメイヨシノに比べて10日前後遅い 普賢象は室町時代から存在していた事が知られている

img

関山(カンザン)
学名:Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama バラ科サクラ属の植物でサトザクラ群の園芸品種
セキヤマとも呼ばれるが 学名には Sekiyama とあり カンザン・セキヤマのどちらが正しいかは不明
花の塩漬けには関山が原料として多く用いられ 桜湯の素となることも多い
また葉は塩漬けされ桜餅に使われる

桜餅は 享保2年(1717)長命寺門番であった新六が 門前で山本屋を開き売り出したのが発祥とされ
皮には小麦粉を使った 一方大阪では天保(1830−1844)頃に「長命寺の桜餅」の人気に習い
北堀江の土佐屋で作られ始めたといわれている 皮は餅米を原料とした道明寺粉が使われた
当初 桜餅の呼び名は 江戸では「長命寺」上方では「道明寺」と呼ばれたが
関西風の桜餅が全国に広まり 現在では「道明寺」が桜餅を表す和菓子となっている

花言葉:しとやか 教養がある 善良な教育

imgimg
関西 道明寺
関東 長命寺
 TOP
<花草木・INDEXに戻る>