2010.01.11 大阪府羽曳野市誉田三丁目 誉田八幡宮放生橋

<地図>
誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)は大阪府羽曳野市にある応神天皇陵のすぐ南に鎮座し 同天皇を祀る
誉田別命(応神天皇)を祭神とし 永享5年(1433)につくられた『誉田宗廟(廟)縁起』には
欽明天皇が命じて応神陵の前に営んだ社を 後冷泉天皇の頃(1045〜68)になって南へ1町(約109m)離れた
現在の場所へ造り替えたことが伝えられている 鎌倉時代から室町時代にかけては
幕府の保護を受けて大いに興隆したが 戦国期にはたびたび合戦場となって兵火にかかることもあった
その後 豊臣氏からの社領の寄進や江戸幕府の庇護のもとに 社殿の再建と整備が進められた
『河内名所図会』や天保9年(1833)の『河内国誉田八幡根本社内之図』を見ると
多くの建物が並び 参詣の人々で賑わうようすがしのばれる

放生橋(ほうじようばし)
鎌倉時代に造られたと伝えられ 放生川に架かる花崗岩製の反橋
長さ4m・幅3mの橋を 高さ3.5mの3本の橋脚で支えている
毎年9月15日の秋の大祭の夜には 神輿がこの橋を渡って応神陵古墳の濠のほとりまで運ばれ
祝詞の奏上や神楽の奉納などの神事が行われる
かつては陵の頂上まで渡御していたといい 誉田別命(応神天皇)を祭神とする誉田八幡宮と
応神陵古墳との 古くからの深いつながりがうかがわれる
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祭りで半円に近い太鼓橋を神輿が渡る姿が想像出来ない
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八幡宮横を東高野街道が通る
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