2010.05.21  奈良県生駒郡平群町信貴山  朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)寶寿橋

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信貴山真言宗総本山の寺 本尊は毘沙門天(多聞天) 愛称は「信貴山の毘沙門さん」
寺伝の国宝「信貴山縁起絵巻」は 美術史に出るほど有名であるが 肝心の縁起については判然としない
寺の創建について 聖徳太子を開基とする伝承があり 太子が物部守屋討伐の戦勝祈願をした際
自ら四天王の像を刻んだという伝承に因るもので 寅の年 寅の日 寅の刻に
毘沙門天が聖徳太子の前に現れ その加護により物部氏に勝利したと言われることから
推古2年(594)に毘沙門天を祀る寺院を創建し 「信ずべき貴ぶべき山」と名付けたと伝えられる
寺の至る所に張り子の虎が置かれているのは その逸話に由来している
延喜2年(902) 醍醐天皇が 「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の
祈願寺としたことから、「朝護孫子寺」の勅号を賜ったと伝えられている
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張り子の寅がお迎えです
寶寿橋 明治43年(1910)6月架設
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寶寿橋 明治四十三年六月
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