2009.11.18  熊本県山鹿市鹿北町多久字田中  田中(たんなか)

<地図>
化巖矼(ケゴンコウ)・車橋(クルマバシ)とも言うこの橋は 多久・椎持村の年貢を収めるのに大切な土橋でしたが
洪水によりたびたび流され 往来に困っておりました そこで安政5年(1858)細川藩の許しをえて
お金を出し合い農民の奉仕活動でやっと出来上がった 鹿北町で一番古い眼鏡橋であります
記念碑に「藤からむ 巖と化せよ 車橋」とあります
幕末期を迎え藩財政は逼迫し 背に腹は代えられぬと 民間の力で架けた橋というのが本当で
年貢うんぬんは 後の「官」側の言訳に聞こえる気がする  年貢を収めるための橋を
収める側の財力と労力で作ったというのは にわかには信じ難い
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手前新橋と向こう工事中の新々橋に挟まれた石橋
橋梁工事が完了すれば 整備されるかも知れない
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下流側
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新橋の上から要石
輪石の脱落を防止する楔補強が見える
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