2011/12/21  香川県琴平町892-1  金刀比羅宮・桜ノ馬場橋

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金刀比羅宮(ことひらぐう)
一般的に「こんぴらさん」と呼ばれて親しまれている 明治維新の神仏分離令以前は真言宗の象頭山松尾寺金光院で
象頭山金毘羅大権現と呼ばれた 神仏分離により金刀比羅神社となり全国の琴平・金比羅神社の総本宮である
参道の石段は本宮まで785段 さらに奥社の巌魂(いずたま)神社まで登ると1368段となる
古くから海上交通の守り神として信仰されており 現在も漁師や船員など海事関係者の崇敬を集める
江戸中期には全国的に伊勢詣りに続く庶民信仰が広がり 金毘羅講が組織され金毘羅参りが盛んに行われる
江戸末期には「こんぴら船々 追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ まわれば 四国は 讃州那珂の郡
象頭山 金毘羅大権現 一度まわれば・・・・」の歌が流行する
一説に「こんぴら」の語源がインド語の「クンビーラ」であり ガンジス河のワニを指すと言われる
薬師十二神将の宮毘羅大将であり 般若十六善神の禁毘羅大将でもある
源はインド王城の守護神で 中国では蛟竜 航海の神であり 水神とされるところから火難避けの神でもある
現在の主祭神は大物主神(おおものぬしのかみ) 相殿に讃岐国に流されたまま崩御した崇徳天皇が合祀されている
海上交通の守り神とされるのは 大物主命が「海の彼方から波間を照らして現れた神」であったことに由来する
社紋の「金」文字は古い時代の隷書体である
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石段を年日数と同じ365段を登れば大門 大門から約150m続く石畳道は桜ノ馬場で西詰めの石段前に石橋がある
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橋の南側谷底にも小さな石橋
慶應二寅年三月の刻文字(西暦:1866年)
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桜ノ馬場と石橋
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