2010.01.16  兵庫県高砂市曽根町2286-1  曽根天満宮心池橋

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曽根天満宮は 兵庫県高砂市にある天満宮 秋祭りや天然記念物であった曽根の松で知られる
この神社の創建年代については不詳であるが 社伝では延喜元年(901)菅原道真が
大宰府に左遷される途上に伊保の港から上陸し 「我に罪なくば栄えよ」と松を手植えした
後に播磨国に流罪となった子の菅原淳茂が創建したものと伝えている
江戸時代には江戸幕府から朱印状も与えられていた
曽根の松
道真が手植えしたとされる松は霊松「曽根の松」と称され 初代は寛政10年(1798)に枯死したとされる
天明年間に手植えの松から実生した二代目の松は 大正13年(1924)に国の天然記念物に指定されたが
昭和27年(1952)に枯死した 現在は五代目である
心池(こころいけ)
社家の言い伝えによると 初代曽根の松が次第に衰えてゆき神主が憂いていたところ
ある晩一人の老人が現れて
「この霊松の根元に心字の池を造り何時も水をたたえておけば 霊松の枯れることなし」と云って
早尾社の中に消えてしまったという その後 霊松の根元に心の字の形をした池が掘られた
石橋
心池にかかる石橋は享保8年(1723)に架けられ 河野七大夫貞清により寄進された
石は竜山の青石が使われ 唐草模様の透かし彫りの勾欄と擬宝珠によって装飾されている
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唐草模様の透かし彫りの勾欄
享保八年癸卯年(みずのとうどし)五月吉日
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