2011.12.21  兵庫県南淡路市賀集八幡(かしゅうやはた)734  八幡橋

<地図>
移設保存橋 賀集八幡参道と旧撫養街道(国道28号線北側)との交差点近くにあった
掲示板より
八幡橋管理者賀集八幡神社
橋柱なしのこのアーチ式の橋は、側面両側に鶴と亀を陽刻してあるので鶴亀橋とも呼ばれており、
八幡村の豪農・印部喜与門によつて造立寄贈された。当時(*)重要官道に架かつていた八幡橋が出水の度に破損、
交通の途絶する事を憂い、私財を投じて播磨の家島と小豆島から石を運び、津名郡の井高政吉、を石匠として
明治10年9月1日着工、工事日数137日、工数延べ1326人工を要し 明治11年(1878)1月17日落成した。
諸経費のうち、県からの下付金は67円91銭3厘で、
印部喜与門の負担は619円40銭5厘(当時の米価1石:4円80銭)を要した。
この八幡橋も竣工後93年の昭和45年の(河川)改修で現在地に移転、明治の文化遺産として保存されている。
総御影石造り太鼓橋(めがね橋)  石工: 江井浦、井高政吉・井高金蔵
 長さ:4間半(8.15m)  高さ:2間2合5厘(4.07m)  幅:2間半(4.53m)
(三原郡史より)  平成11年3月 南淡町教育委員会
(*)当時の重要官道とは撫養(ムヤ)街道のことである 明石から淡路島内を抜け 鳴門から四国へ渡り
吉野川の北を通り阿波池田で徳島から来る阿波街道と合流し松山へ至る
阿波池田から北へは金比羅参詣道となる 別名・四国街道の名がある
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鶴の陽刻
隅立四目紋の陽刻
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亀の陽刻
基部
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