2009.12.29  福岡県筑前町大字栗田(クリダ)  老松社神池橋

<地図>
老松社
筑前国続風土記及び附録に
「ジゲ。神殿一間、拝殿二間二間半、祭礼9月25日産神(うぶすながみ)とひとしく祭れり」とある。
天正19年(1591)小早川隆景が太宰府に天満宮を再建するまでの14年間、
秋月種実により天満宮のご神体を移し祀り、あわせて社人も招き寄せていたので
天満宮帰座後は菅公及び老松大明神を祭祀するようになったのである。
境内は天満宮のように社前の石鳥居の傍らに神池があり、その中島に弁財天の祠がある。
拝殿前に飛び梅一株もある。
秋月種実がここに祠を造営したのは岩屋城合戦のとき、自陣配下により天満宮を焼失せしめ、
罪滅ぼしに地家地五百石を寄付したことによる。
地家というのはこの地域が天満宮安楽寺領であったためであろう。
平成3年3月 三輪町教育委員会
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祠の中は弁財天ではなく天神様に見えるが?
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