2009.04.07  北九州市小倉南区春吉  春吉 眼鏡橋

<地図>
「掲示板」より 市指定史跡 春吉 眼鏡橋 一基 附(つけたり) 石碑 一基 平4・3・26指定
この橋は 大正八年(1919)に完成した長さ20.5メートル 幅3.6メートルの石造二連アーチ橋である
石材には ひん岩 輝緑凝灰岩などの紫川の川石が使用されている この橋ができるまでは
岩の上に板切れを渡しただけの簡単な板橋を渡っていたが 大正六年 子守の女の子が転落死したことから
地元に恒久的な橋の建設気運が高まった 建設費は悲劇を繰り返さないようにと願う春吉の人々が
寄付金を出し合ったが 第一次世界大戦後のインフレによる物価高騰のため苦労したという
 橋のたもとの石碑には 春吉五十八人の寄付者や寄付金額(千五百七?四円)や
石工の名などが刻まれている 石工は春吉に隣接する道原の中山熊次郎と佐島栄治である
 春吉の眼鏡橋は市内唯一の石造二連アーチ橋として貴重であり
かつての農村における庶民生活の一端を知ることのできる文化遺産である
北九州市教育委員会
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