南海加太線

起点:紀ノ川駅 終点駅:加太駅 総延長距離:9.6km 駅数:8(起終点駅含む)
駅名:紀ノ川−東松江−中松江−八幡前−西ノ庄−二里ヶ浜−磯ノ浦−加太駅

歴史
前身となる 加太軽便鉄道は 明治44年(1911)に会社設立
明治45年(1912)6月16日 紀ノ川右岸の北島426番地辺りに開業した和歌山口駅から加太駅間を開業
大正3年(1914)9月23日には 新設の紀ノ川橋梁を経て新しい和歌山口駅を南海和歌山市駅北側に開業
昭和17年(1942)2月1日 南海鉄道に吸収合併される
昭和25年(1950)紀ノ川駅で分岐する新線路に乗客輸送を切り替え
昭和25年の台風災害により紀ノ川橋梁破損により北島−和歌山市間不通となり
昭和30年北島−和歌山市間廃止 昭和41年(1966)に東松江−北島間を廃止する


●加太軽便鉄道
明治43年(1910)10月加太軽便鉄道に対し鉄道免許状下付(北島-加太)
明治45年(1912)6月加太軽便鉄道が和歌山口(北島)−加太駅間を開業
大正03年(1914)9月和歌山口駅(初代)を移転して北島駅に改称 紀ノ川橋梁が完成 和歌山口−北島駅間開業
昭和05年(1930)12月和歌山口 - 加太間が電化 東松江駅・西ノ庄駅開業 加太電気鉄道に社名変更
昭和17年(1942)2月南海鉄道に合併 加太線となる 和歌山口駅を和歌山市駅に統合

●南海鉄道−南海電気鉄道
昭和19年(1944)6月関西急行鉄道と合併し近畿日本鉄道となる
10月松江線として紀ノ川−東松江駅間が開業
昭和22年(1947)6月旧・南海鉄道の路線が南海電気鉄道に分離譲渡
昭和24年(1949)10月松江線が電化
昭和25年(1950)7月運行を松江線経由に変更
9月台風で紀ノ川橋梁が破損 和歌山市−北島間不通 その後和歌山市−北島間が休止
昭和30年(1955)2月和歌山市−北島駅間が廃止 紀ノ川−加太間を加太支線 北島−東松江間を北島支線に変更
昭和41年(1966)12月北島支線を廃止
昭和59年(1984)2月南海電鉄最後となった加太支線の貨物営業が廃止

●南海加太線の古い木造駅舎