2011.10.07 宮崎県えびの市大字末永 甑岳(こしきだけ) 標高 1301.4m
白鳥温泉下湯で3泊のミニ湯治 2日目に下湯からアバンダントしらとり郷土の森を経て甑岳に登る
休憩含み7時間の長丁場である
郷土の森入り口には遊歩道と書いてあるが
決してなま易しい歩道ではない えびの高原まで標高差600mもある登山道で また見晴らしも悪い
登山者自身も敬遠しているのか 郷土の森内では他の登山客には遭遇しなかった
また入山心得の中には 道に迷うことが想定されており 生半可な気分での入山はやめた方がよい
また山火事防止のため 郷土の森内は全域禁煙である
登山開始8:45 白鳥郷土の森最上部11:00 山頂12:15 白鳥温泉着15:40

アバンダントしらとり郷土の森 案内図 <Link 別ウィンドウ・拡大図>
●概要 えびの市HP:アバンダントしらとり郷土の森より転載
平成13年3月24日に九州森林管理局と霧島屋久国立公園内の満谷国有林「3050林班 れ小班」の85.14haを
保存協定締結し、平成43年3月31日までこの優れた自然環境を保護管理しながら、市民の余暇や保険健康増進、
さらには森林の持つ多目的・公益的機能を教育の場としても活用することにしています。
この一帯は、大自然の原生林で、標高600mから1000mまでツガ・タブ・アカガシ・イタジイ・モミ等の
垂直分布が見られます。 また、大木・古木の極めて貴重な群生地(霧島学術参考林)であるとともに、
希少野生動植物が生息している貴重な区域です。 そのため、利活用するにあたっては必要な事項を条例で定め
将来に継承することにしています。 アバンダントとは、英語で『豊かな・豊富な』という意味です。
2011年5月時点で、推定樹齢217年以上の巨木本数(幹周り280cm以上)は620本となっている。

1.白鳥温泉下湯 2.白鳥川 3.満谷林道分岐 4.郷土の森案内板 5.不動池分岐
6.甑岳登山道合流 7.甑岳山頂広場 8.火口原池塘
6.甑岳登山道合流 7.甑岳山頂広場 8.火口原池塘

標高グラフ


8:45 芝生広場の奥が郷土の森入口 背後は甑岳
郷土の森入り口(甑岳登山口) 標高690m


植林地を下っていく
林道に出合い左へ

9:00 林道から再度下り道へ


9:08 原生林入り口 えびの高原まで登りが続く
最下部の白鳥川源流の沢を渡る 標高583m


原生林に入ると巨木が乱立する
イスノキ 幹周345cm 同種18番目


タブノキ 幹周347cm 同種35番目
スダジイ 幹周383cm 同種20番目

イスノキ 幹周378cm 同種8番目


暗い森に差し込む陽光
森では目印のテープが便り

ウラジロガシ 幹周368cm 同種12番目



9:43 スダジイ 幹周624cm 同種1番目 標高830m

森の小径

アカガシ 幹周740cm 同種1番目


上写真のアカガシ根元

モミ 幹周494cm 同種1番目 樹高30mは森1番
倒木に生えた巨大猿の腰掛け


10:20 満谷林道分れ
腐敗倒木 年輪は数え切れない

えびの高原を目指す

ツガ 幹周371cm 同種15番目 標高950m


えびの高原に近づき明るくなった遊歩道
10:43 山ノ神 標高1000m

ツガ 幹周350cm 同種28番目

光沢のある赤い幹が美しいヒメシャラ(姫沙羅)の樹 夏に一重の小さな白い花を咲かせ 秋は紅葉が綺麗
樹型は真っ直ぐ伸び 樹高15m以上 幹周400cmの大木になる
樹型は真っ直ぐ伸び 樹高15m以上 幹周400cmの大木になる

郷土の森最上点の杉 皮を剥がされ立ち枯れ 原生森管理の一端であろうか


郷土の森はここまで
11:15 標高1110m地点の案内板

えびの高原の森 原生林をぬけると森も明るくなってきた


11:50 不動池分岐
11:57 甑岳登山口からの道と合流

急傾斜の登山道

12:25 山頂広場 三角点は火口原を挟んだ北側にある


ホソバリンドウ

六観音御池と白鳥山(右)

現在・登山禁止の韓国岳 山頂上に見えるのは新燃岳の墳煙




火口原の池塘とススキ原

火口原のススキ

13:25 火口原全景 下山開始


14:00 白鳥郷土の森最上部
14:35 満谷林道分岐 帰りは満谷林道経由


白鳥川の源流を渡る
満谷林道終点


遊歩道は90度折れ白鳥川に沿って下る
植林地を行く


対岸は郷土の森原生林
白鳥温泉下部の林道分岐に戻る

15:40 白鳥温泉下湯 芝生広場到着