2026.04.09  岡山県真庭市美甘 出雲街道 美甘(みかも)宿の桜

美甘宿
美甘の名は 平安時代初期の『倭名類聚抄』に 美作国真嶋郡に美甘(美加茂)郷と記されるのが初めてである
平安時代の終わり頃には 荘園としての美甘庄が成立しており 美甘・黒田・田口が属していた

旧郷社である美甘神社の由緒によれば 太古から宮座山に鎮座する味鋤高彦根命を祭る大宮所があった
味鋤高彦根(アヂスキタカヒコネ)は 国譲り神話に登場する農耕神で 大和葛城の鴨氏が祀る氏神であることから
祭神を御鴨神と呼び 神社名を御鴨神社とした 大化2年(646)には郷名も御鴨と定められ
和銅6年(713)の詔により美甘郷となった 明治6年(1873)に美甘村の総社として 社名を美甘神社と改めた

慶長5年(1600)小早川秀秋が岡山城に入り  備前と美作及び備中東半分を領する大名となったが 慶長7年に急死
小早川家はわずか2年で無嗣改易され 慶長8年(1603)森成利(森蘭丸)の弟・忠政が18万6500石を拝領の上
戸川に入封して津山藩が立藩された 正保2年(1646)津山藩により美甘郷の地秤りが行われ
後に 新庄川の南にあった町屋敷を川の北側に移すなど 森藩は承応元年(1652)から3年の歳月をかけて
宿場町をつくりあげたと言われている しかし4里半北に幕府公認の本宿である新庄宿が存在しており
美甘は間宿もしくは 藩の小荷駄継ぎ立てなどを行う半宿で 表立った宿屋や問屋場などは存在しなかった

後の寛文6年(1666)頃から街道筋が出雲街道と呼ばれはじめ 道の整備も進んで人々の往来も増加したことで
新庄宿の補完的要素も増し美甘宿も認知され栄えた 元禄10年(1697)森家が改易され一時天領となったが
翌年には 越後高田藩から松平家が10万石にて入封し徳川親藩として津山藩が復活された
明和元年(1764)に 譜代大名の三浦明次によって勝山藩が立藩され 真島郡はその領地となった
寛政4年(1792) 公儀に対し表向き宿屋がなかった美甘宿で 宿の株仲間が結成され23軒の宿屋ができた

明治9年(1876)4月 岡山県の管轄となる 明治11年(1878)9月 行政区画としての真島郡が発足
明治22年(1889)6月 美甘・鉄山・黒田・田口・延風の5村が合併して改な美甘村となる
明治33年(1900)4月 大庭郡と真島郡が合併して真庭郡が発足 
平成17年(2005)3月 真庭郡の勝山・落合・湯原・久世の4町と美甘・川上・八束・中和の4村および
上房郡北房町が合併して真庭市が発足した

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対岸山麓の桜も綺麗に咲いている 山上には山根城址があり 地元では麓城や武本城と呼ばれ
戦国時代に勝山城主であった三浦氏の一族・三浦忠近の居城であったと伝えられている
天文年間(1532−1555)に 出雲の尼子晴久の軍勢と戦って落城し 三浦忠近は自害したと伝えられている
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美甘グランド
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美甘神社鳥居
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8:35 美甘神社 神殿
明治43年(1910)に 平島の惣社神社・宇南寺の八幡神社をはじめその他数社が合祀されたことで 祭神も
主祭神である味鋤高彦根命の他 大国主命・須勢理毘売命・素盞鳴命・大山祇命・誉田別命・少彦名命
神功皇后・武内宿禰の8柱が配神となり 合計9柱の神様がこの神殿内にひしめいている

奈良県の大宇陀・高見の郷・五條新町 岡山県の新庄がいせん桜・美甘宿の桜を巡る旅はこれで終わり
湯原IC−落合JCT−中国道−下関IC−関門トンネル−大任町−東峰村を経て自宅に帰る 495kmの距離


2019.04.12 岡山桜散歩 岡山県真庭市美甘 出雲街道美甘宿の桜

新庄川の堤防沿い約600mに咲く50本の桜並木 久世で散り始めていた桜もここでは五分咲き
天気も回復 青空が見えてきた

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旧出雲街道と美甘宿の家並み
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16:50 美甘宿から北へ 新庄宿に向かう 距離は僅か6kmだが 目当ての「がいせん桜」はツボミ
夜桜見物の後 道の駅・がいせん桜新庄宿で車中泊の予定だったが 明日の最低気温は−2度の予報で少し辛い
急遽予定を変更して「道の駅リストアステーション」まで行こうとした 距離は約98kmで2時間かかるが
午後7時頃には到着するかも知れない 四十曲峠を越えて根雨に出 国道180号・183号の日野街道を西へ行く
日南町の国道バイパスで 手元の古い地図には無い新しい「道の駅・にちなん日野川の郷」を発見
隣接する形でローソンもあり 新しく快適そうなのでここで車中泊することに がいせん桜から36.5km
午後6時に到着した 明日訪問する今回の最終予定地「世羅香山ふれあいの里」まで距離98kmである

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