肥後の「あか牛」

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熊本県産山村の放牧地

肥後のあか牛と土佐のあか牛に代表される褐毛和牛(あかげわぎゅう)の歴史は古く
とくに肥後のあか牛は日本神話に登場する健盤龍命(阿蘇大明神)が阿蘇の湖水を開拓して田畑を作り
放牧をして農業を始めた頃から馬とともに飼われていたと伝えられている
また 別の説では 大友宗麟の頃に役用として輸入され 豊後地域に多くいた朝鮮半島系の韓牛が起源ともされている
明治時代に熊本・高知で繁殖され 明治時代後半からシンメンタール種(スイスのシンメンタール谷が原産地)の
雄を交配し改良された日本固有種で 昭和19年に和牛として登録された
あか牛は 耐寒・耐暑性に優れており 放牧に適し 性格がおとなしく飼育しやすいという特性を持っている
阿蘇地方では 豊かな草資源を活用した放牧が行われ 毎日40〜50kgの草を食べ3〜6km歩く
現在 あか牛の母牛と子牛の頭数は全体で約1万9千頭 そのうち約9千頭が放牧されている
肉質は赤身が多く 適度の脂肪分も含み うま味とやわらかさ ヘルシーさを兼ね備えている
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阿蘇烏帽子岳南麓の放牧牛
ミルクロードの無角和種
在来の黒毛和種にスコットランド原産のアバディーン・アンガスを交配した品種 山口県阿武町に多い
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