2017.10.10 愛媛県西条市西之川 石鎚山(いしづちさん) 標高 1972m
土小屋−弥山
道の駅・天空の郷さんさん 6:10−面河渓入口 7:00−石鎚スカイライン−登山開始・土小屋(1480m)7:47
−成就社分岐(1790m)9:55−弥山(1972m)10:32−昼食休憩−下山開始 11:15−土小屋 13:11
登山所要時間:5時間24分(休憩含む) 歩行時間:上り・約2時間30分/下り・約1時間50分
石鎚山
関西以西では 最高峰の山で標高は1982mあり 石鎚国定公園に指定されている
愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置し 続く愛媛高知の県境に連なる手箱・筒上・岩黒・瓶ヶ森・西黒森
東黒森・伊予富士・寒風・笹ヶ峰で成る石鎚山脈及び西部四国山地の中心的な山でもある 石鎚山は
石鎚神社山頂社のある弥山(1974m)最高峰に位置する天狗岳(1982m)南尖峰(1982m)の三峰から成る
但し 三角点はこの三峰には存在せず 弥山北西の標高1920.9mのピークに「石鎚山」三等三角点がある
また 石鎚山系の一等三角点は 南西側にある二ノ森山頂(1929.6m)に「面河山」として設置されている
およそ1千5百万年前まで火山活動があり 後に南の面河渓を中心に直径約7kmのカルデラを形成していたが
約2万年前の最終氷期に岩石が砕かれ 岩稜の山が形成されたと推定されている
石鎚山は 古くから山岳信仰の山とされ 奈良時代には修験道の道場として広く知られ
山麓から山頂にかけて神社仏閣が建立され発展した 平安時代前期より神仏習合が行われ始めたが
明治4年(1871)の神仏分離令により石鎚蔵王権現は石鎚神社となり 前神寺・横峰寺は真言宗寺院となった
今でも信仰の拠点として存在し続け 他にも極楽寺や成就社(元・奥前神寺)などがある
また 「霊峰石鎚」として 富士・立山・白山・大峰・紀伊釈迦岳・伯耆大山と伴に「日本七霊山」の
ひとつに数えられている 明治以降も7月1日から10日までの「お山開き神事」間は女人禁制を守ってきたが
現在では7月1日だけが女人禁制となり 女性は成就社及び土小屋遥拝殿までしか登る事が出来ない
石鎚山頂は天狗岳とされるが 頂上社のある弥山から天狗岳までの約200m間は険しい岩場があり
天狗岳頂上も小スペースであることなどから 弥山までの登山をもって石鎚登山とすることも多い
弥山まで「一の鎖」「二の鎖」「三の鎖」の岩場があるが 階段や木道の迂回路も整備されている
鎖は江戸時代に掛けられたとされ 西条市の石鎚本社には安永8年に切れた鎖が手摺として使用されている