2013.05.14−16 大津−鳥取車中泊の旅 No.4

丹後半島周遊
伊根を出立して なおも半島東部を北上し本坂の筒川橋(石橋巡礼参照)を見て 宇良神社に寄り道 予定外の
石橋に遭遇したが 隣接する浦嶋館は休館日で入ることかなわず マァ今更この歳で「浦嶋太郎」はなかろう

宇良神社
『日本書紀』雄略22年条に「秋七月に、丹波国余社郡管川(つつかは)の人水江浦島子、舟に乗りて釣し、遂に大亀を
得たり。便ち女に化為(な)る。是に浦島子、感(め)でて婦(め)にし、相逐ひて海に入り、蓬莱山に到り、
仙衆(ひじりたち)に歴(めぐ)り覩(み)る。語(こと)は別巻に在り。」と書かれ 日本で一番古いとされる
浦島太郎伝説の神社である 祭神は浦島子・月読命・祓戸神 今は海岸から1km以上離れた所にあり
神社の背後をを筒川が流れ 北面して社殿が建つ 浦島大明神・筒川大明神ともよばれる
明治以降は宇良神社と称するが 一般的には浦嶋神社という
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奉納 北前船の模型
鋳鉄製の手水鉢は大きかった
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苑地と「羯鼓橋」

経ヶ岬
丹後半島北端(京丹後市)にあり 京都府及び近畿地方の最北端でもある 周囲は玄武岩による柱状節理の断崖に
なっている 「経ヶ岬」の由来は 岬を囲む柱状節理が経巻を立てたように見えることから付けられたと言われる
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伊根町・浦入の甲崎展望台から京丹後市・経ヶ岬とカマヤ海岸 道は断崖に沿って進む

経ヶ岬灯台
岬の最高地点は201mで中腹に経ヶ岬灯台がある 明治31年(1898)12月25日初点灯し 第1等フレネルレンズを
使用した第1等灯台に指定されている このレンズはフランス製で レンズ台を含めて約5トンの重量がある
このレンズを回転させる機械は 1893年にフランスの技師 ブール・デーュが開発した「水銀槽式回転機械」
と呼ばれる装置で 当時開催された「パリ万博」で展示されていたのを 明治政府が購入した物である 灯台は
海抜144mに位置し 光達距離22海里(約41km)1回転20秒の速度で回転する 実効光度は28万カンデラあり
日本国内では 千葉県犬吠埼・島根県日御碕・山口県角島・高知県室戸岬・福岡県沖ノ島の各灯台でしか
用いられていない また現在では重要な役目として レーダー搭載の船舶に信号を送るレーマークビーコンを
30秒サイクルで発射(15秒発射・15秒休止)し 岬の方位と距離を 船舶のレーダー画面上で示すことが出来る
また船舶気象観測所を併設 気象状況の自動観測結果を越前岬灯台に送信し同灯台の放送所を経て放送される
建築用の石材は 144m下の海岸で 角閃石安山岩を切り出し加工して運搬し 建設には2年余りの歳月を要した
現在でも灯台に至る車道はなく 保守点検は徒歩で機材を運ぶ必要がある
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解体された創設期の石材
山陰北陸に多い タニウツギの花
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経ヶ岬の岩礁

経ヶ岬から鳥取・白兎海岸まで 世界地質遺産・山陰海岸ジオパークを行く
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屏風岩
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立岩

離湖と干拓田
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離湖は網野町市街地東方にある京都府最大の淡水湖で かつては日本海とつながっていた湾入の一部とされ
その形成は八丁浜の砂州の発達及び砂丘の成長により 日本海とは隔絶され潟湖になったものと考えられている

京丹後市久美浜町 久美浜湾
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兜山展望台に車で上る 車道はあるが終点にある展望台前でのUターンが困難である
無論離合が出来るような道ではない 徒歩で行かれることを奨める せっかく苦労して上ってみたが
ついに雨が降り出し 風も出てきた 景色は良さそうなので次回に回して 速攻下山となった
雨にたたられ濡れそぼる 温泉目指して城崎へ急げ

城崎温泉散歩
城崎温泉の歴史は古く 平安時代から知られており1300年の歴史をもつ 江戸時代には「海内第一泉」と呼ばれ
今もその碑が残る 温泉街の中心を流れる大谿川沿いに温泉街を形成し 川べりの柳が風情を演出している
知名度と京阪神からのアクセスの良さにもかかわらず 意外と歓楽色の少ない閑静な情緒が特徴である
基本的に外湯が主体の温泉場で 七湯ある外湯を 城崎で正装とされる浴衣を着用し下駄を履いて巡る
筆頭の「一の湯」は 江戸時代には「新湯(あらゆ)」呼ばれ 江戸時代中期の漢方医 香川修徳が泉質を絶賛し
「海内一(=日本一)」の意味を込めて一の湯に改名した 他に「御所の湯」「さとの湯」「鴻の湯」「地蔵湯」
「柳湯」「まんだら湯」がある 大谿川に架かる「王橋」「弓形橋群」は近代土木遺産に登録されている
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四所神社
王橋飲泉場
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王橋と一の湯 王橋は昭和2年(1927)架橋・近代遺産登録
木屋町の町営駐車場に車を停めて温泉街を散策後「一の湯」に入る 駐車料金:1時間無料 後・1時間/100円
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「一の湯」入湯料:600円
王橋と一の湯
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王橋と一の湯
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大谿川(おおたにがわ)と王橋
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大谿川と弓形橋
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駅前通り
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辯天橋
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地蔵湯と地蔵湯橋
今日の宿泊地は 城崎から約40kmの「道の駅・あまるべ」 2012年7月にオープンしたばかりの
新しい「道の駅」で 施設は素晴らしく快適であった
JR餘部駅に出来た「空の駅」は JR山陰線の旧余部鉄橋の橋脚を活用した展望台で2013年5月3日にオープンした
地上約40メートルから日本海と海辺の集落を望むことができる(鉄人OO号・山陰本線余部橋梁参照
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