2015.10.23  しまなみ海道 大三島のポタリング

 大三島(おおみしま)
愛媛県の最北に位置する県内最大の島で 行政区は全島が愛媛県今治市大三島町となっている
面積 64.54 平方km 海岸線の総延長距離 88.8km 周回道路一周は 41.8kmある
島中央の西部 三島内と呼ばれる湾に面して 大山祇(おおやまずみ)神社があり「神の島」として知られる
大山祇神社は 古来より全国にある山祗神社・三島神社の総本社であり 大三島の名は 全国に散らばる
三島神社の総本社であることから 大山祇神社のことを「大三島」と呼び 後にそれが島本体を
指す様になったと云われている 島内最高部は標高437mの鷲ヶ頭山(わしがとうさん)である
樹林の多くは明治以降の人工林であるが 有史以前は 照葉樹林の原生林が広がる緑豊かな島であったと
考えられ 現在もクスノキやウバメガシの古木が残り 「大山祇神社の楠群」は原始林社叢として
国の天然記念物に指定されている 神の島として魚類を採ることは長らく禁忌とされていたことから
漁業は盛んではない 中世以前は入り江一帯に大山祇神社の社殿が営まれていた 近世の松山藩時代には
大山祇神社の門前町として宮浦が発展した 特に安永年間の宮浦本川の付け替え工事と肥海新田の開発後
松山藩の補助によって新しい参道への町家の進出が奨励され 安永9年には38軒の町屋が出来た 島では
今も農水産ともに盛んではなく過疎化が進む また皮肉にも しまなみ海道の開通により参拝客の多くが
宮浦港を利用する船客から 自動車での来訪に移行したため 商業地区である大山祇神社参道の
宮浦商店街が不振を被り経済的沈滞に陥って これが島内の過疎化に拍車をかける結果となってしまった
しまなみ海道の開通とともに島の東部にインターチェンジができ 近くに多々羅しまなみ公園 芸術会館
多々羅温泉 しまなみドームなど観光関連施設が旧・上浦町により整備されている
今はサイクリストの聖地として 諸外国からのサイクリストを含め多くの人達が訪れているのは確かである
リゾート開発構想がバブル崩壊とともに 開発着手前に断念・撤退したことから
偶然に地域の自然は守られ これを生かしたグリーンツーリズムや修学旅行・合宿の誘致など
地道な観光振興が行われていることは 決して悪いことではないと思う
宮浦商店街を歩いて散歩
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道の駅「しまなみの駅 御島」 8:00 出発
鶴姫公園<Link>
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大山祇神社参道 宮浦商店街
旧法務局 大三島「みんなの家」
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みんなの家
内部
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商店街を抜けると旧桟橋に出る 宮浦港には嘗て 水中翼船やカーフェリーが寄航していた
参拝客は 大山祗神社参道の商店街を通り神社へ参詣し 大変な賑わいを見せていた
しかし 西瀬戸自動車道の開通により 参拝客の交通手段が船から車やバスに変化し
今治市の航路再編計画に伴い 平成24年(2012)9月30日をもって宮浦への定期航路は全便廃止となり
現在は最西端にある宗方港が 今治・大崎上島木江港・岡村島を結ぶ航路の寄港地となっている
宮浦港は旅客船発着場としての役割を終え 現在は クルージングによる観光又は休憩を主目的とした
プレジャーボートやヨットの利用に限られる「いまばり・みやうら海の駅」として整備運用されている
県道51号線を 宮浦−大見−肥海−上浦町盛−上浦町井口−三村峠−宮浦と北側の自転車道を周回する
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宮浦から県道51号を時計回りに走る 8:30
自転車道は盛・肥海へと続く
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海辺の小屋 乾燥場のようだ
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肥海(ひがい)の 少年自然の家「ミロアール・ヴィラージュ」前のビーチ
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ビーチの東屋で休憩 8:50
山は三本榎山 鞍部の標高63mの峠越え
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下ってきた峠越の自転車専用道
越えると望休憩所がある 9:20
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今回の旅で気付いたことは バッチリ姿を決めたサイクリストと呼ばれる人は この道を ママチャリや
子供の走る道と考えているようで 一般道は走っても 決してサイクリングロードを走らないと言うこと
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海辺に降りてきた 9:25
盛の浜
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左から 峠・三本榎山 松島・阿波島(奥)・小久野島・大久野島
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自転車道終点の小洒落たベンチ
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自転車道の終点 9:35
ここから井口まで一般道 9:47
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廃校の小学校をリニューアルし宿泊施設とした 上浦町盛の「今治市しまなみふれあい交流館」<Link>
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校庭のクスノキ 10:00
多々羅大橋が見えた
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井ノ口から自転車道へ
三村峠 10:40
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峠を越えて
暫く県道と併走
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また専用道になって
宮浦の大三島藤公園に到着 10:55

大山祗神社
伊予国一宮 明治以前は三島大明神と呼ばれていたが 明治政府の神仏分離令により大山祗神社となった
祭神:大山積神 (おおやまづみのかみ)
延喜式神名帳には「大山積神社」 鳥居の扁額は「大山積大明神」となっている
三島神社や山祇神社の総本社で 山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた
別に 大山積神を祀る代表的な神社ということもあり 山神社の総本社とされる
嘗て 武運長久を祈るため 源氏・平氏をはじめとする多くの武将が武具を奉納していたことから
国宝・重文指定の甲冑の内 約4割のがこの神社に集まっている 社殿と収蔵品の文化財として
国宝8件国の重要文化財76件を有し これらは紫陽殿と国宝館に収納され一般公開されている
境内には弥生時代の神宝や祭祀遺跡があると伝わり 太古から神域が存在したとされている
境内には国の天然記念物「大山祇神社のクスノキ群」がある
大山祗神社奥の院(元神宮寺)の生樹の御門は 樹齢約三千年の老楠で根廻が31mにも及ぶ
自然に出来た真中の洞が 奥の院参拝の通路となっているので「生樹の御門」と呼ばれている
愛媛県指定の天然記念物である
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生樹の御門
奥の院
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神宮寺の廃墟?
石蕗(ツワブキ)の花
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大山祗神社 鳥居
天然記念物 乎知命御手植の楠 樹齢2600年

昼食時になって食事場所を探す 大山祗神社鳥居前の 海鮮丼が超安いという「大漁」には長蛇の行列
通常一時間待ちの店で有名 並んでまで飯を食いたくはないと言うことで 軽く「パス」して
近くの「貴船」で昼食 ゆったりとした時間でご飯を食べて 午後は島の南部をドライブする
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