2021.09.29/10.05 大分県杵築市山香町大字日指 大分農業文化公園の散歩
大分農業文化公園は 農業体験が可能な公園として日指ダム湖周辺に作られ 面積は湖面を含め約120haある
「農業を知る」「農業で遊ぶ」「自然に親しむ」の発見・参加・癒しのテーマに基づき
交流研修館・豊の国物産館・レストラン館・花昆虫館の中心施設と フラワーガーデン・ハーブガーデン
薬草薬木の森・果樹園・貸し農園・コテージ・オートキャンプ場・ふれあい動物園などの屋外施設がある
平成13年(2001)の開園初年度を除き 入場者数が伸びず年間25万人とした目標に達しないため
施設運営が見直され 平成17年(2005)から 入園料が無料化されている


正面ゲートに近い 約5000平方mのフラワーガーデンには 春はネモフィラ 夏から秋にかけては
約5500株のコキアが植栽されている 6月から8月末の晩夏にかけて「グリーンコキア」
9月下旬から10月上旬には「レッドコキア」が楽しめる


千日紅・バイカラーローズ カリブラコア・ミリオンベル


南アフリカ原産のネギ科・ツルバキア属の多年草







イヌサフラン科・イヌサフラン属 地中海地方のヨーロッパ中南部から北アフリカ原産の多年生球根植物
トリカブトにも劣らない猛毒のコルヒチンを全体に含む 日本には明治時代に園芸植物として渡来した

宇佐平野の灌漑用農業ダム ブラックバスの釣りポイントとしても知られている
堤高:40.0 m 湛水面積:37.0 ha 総貯水容量:480万立法m 1979年竣工










2023.08.21 るるパーク(大分農業文化公園) 「もふもふ」のグリーンコキア
大分農業文化公園の新しい愛称が 812の数に及ぶ公募作品の中から選定委員会の審査を経て
「るるパーク」に決定され 2022年4月1日より使用されている
この愛称には 「自然の中で憩える・遊べる・健康になれる・学べる・花やアウトドアを楽しめる」など
たくさんの「る」がある公園ということが反映表現されていまる













ネモフィラとコキア及び椿の期間中は 大人だけ有料にしても良いと思う











2021.09.29 四季の花畑 グリーンコキア


2021.10.05 四季の花畑 グリーンコキア


コキアが赤くなる植物的作用は カエデが紅葉するのと同じである
日照時間が短くなると葉緑素が分解されはじめる この現象を植物学では老化と捉えてられている
植物は アントシアンやカロチノイド色素などによって太陽光の害から守る仕組みを備えており
葉緑素が分解され始めると このような防御色素が目立ち始めるのが紅葉の現象である
赤色はアントシアン色素に 黄色はカロチノイド色素による 茶褐色は黄色と同じであるが
タンニンなど他の色素が複雑に化合成したフロバフェンという褐色物質の蓄積が目立つためとされる
コキアは花も茎も赤く変色していく 緑から黄緑へ・濃いピンク色・真紅・赤茶・茶褐色と変化する
一本一本の木々で 様々なグラデーションを演色していく美しさがある


2021.09.29 AM 9:40-AM 10:50 フラワーガーデンのコキア
コキアは ヒユ科バッシア属の一年草で 学名: Bassia scoparia 英名は Summer Cypress
以前はホウキギ属<Kochia>に分類され そのため園芸では「コキア」が通り名となっている
学名の scoparia は「ほうき状の」という形状を表す言葉からつけられ
日本でも同じように 乾燥した茎を箒(ほうき)に使うため箒木(ホウキギ)で呼ばれている
ヨーロッパからインド・中国に及ぶユーラシア大陸南部の原産とされ 古代に日本へ渡来し栽培が始まった
夏の鮮やかな緑色から初秋から徐々に色づき始め 後に紅色に染まる過程のグラデーションが美しい
赤くなった茎は固くなり箒の材料となる その後は 真紅から枯れ色になって終わる









2021.10.05 AM 11:00-PM 13:20 フラワーガーデンのコキア























2021.10.08 PM 15:45-PM 16:35 フラワーガーデンのコキア































