2014.06.24 大分県別府市枝郷 神楽女湖の花菖蒲

神楽女湖(かぐらめこ)は 鶴見岳南東・標高727.7mの小鹿山西山麓・標高は550mの位置にあり
阿蘇くじゅう国立公園に含まれる 湖という名を持つが 周囲1kmほどの池のような大きさでしかない
隣接した菖蒲園には 約80種・1万5000株のハナショウブが植栽されて名所となっている
北西に位置する標高580mの志高湖とは遊歩道で結ばれている
神楽女湖の名は 平安時代に湖のほとりに鶴見岳社の歌舞女が住んでいたという伝説に由来している
神楽女湖菖蒲園の駐車場は午前8時頃に開門される 駐車料金1日350円
早朝に訪れ午前8時前には湖を離れる 写真を撮るには早朝に訪れた方が良い
駐車場閉門中は 湖まで車の進入が可能 ただし8時以降は通行止めとなるので注意
神楽女湖には 80種1万5千株の花菖蒲が栽培されている

ハナショウブの花言葉は うれしい知らせ 心意気
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AM 6:40 の神楽女湖
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花菖蒲(ハナショウブ)
アヤメ科アヤメ属ノハナショウブの園芸種である 色・絞り・覆輪などの組み合わせにより5000種を超える
江戸系・伊勢系・肥後系と 原種の特徴を色濃く残す長井系の4系統に大別される
凡そ戦国時代から江戸時代初期に 東北地方から変異種が選抜され栽培品種化された古典的園芸植物である
江戸に持ち込まれた後 伊勢・肥後系列に進み分化された 長井系は東北の変種を祖に持つ最も古い系統である
同属には 燕子花(カキツバタ)菖蒲(アヤメ)がある 燕子花は古くは和歌に多く詠まれたが
より艶やかな花菖蒲の出現により忘れ去られていた しかし近年に見直しが始まり 再び品種改良が進んでいる
江戸系
江戸時代中期に国内初の花菖蒲園が葛飾・堀切に作られ 浮世絵にも描かれる名所となった
旗本の松平定朝が 60年の年数をかけて約300品種を創作 著書「花菖培養録」を残した
このように江戸で完成された品種群が 後に続く日本の栽培品種の基礎となった
伊勢系
伊勢松阪の紀州藩士・吉井定五郎によって品種改良された品種群
昭和27年(1952)に「イセショウブ」の名称で三重県指定天然記念物となり 全国に広まる
肥後系
肥後熊本藩主・細川斉護が 藩士を江戸の松平定朝(菖翁)に弟子入りさせ 門外不出を条件に譲り受け
現在まで栽培・改良が続けられている 菖翁との約定である門外不出を厳守してきたが
大正時代にこの約定を破る者が売買して瞬く間に広がり 花菖蒲の中心的な存在となった
長井系
山形県長井市で栽培されてきた品種群で 明治43年(1910)に開園した長井あやめ公園で 昭和37年(1962)に
園芸家により上記三系統のいずれにも属さない品種群が確認され 長井古種と命名されたことから始まる
今では少なくとも 江戸中期以前の原種に近いものと評価されている
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江戸 葵ノ上
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江戸 不二ノ霞(ふじのかすみ)
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江戸 めざめ
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江戸 白糸の滝
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江戸 露霞(つゆかすみ)
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江戸 夏姿
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江戸 奥葵形(おくあおいがた)
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江戸 神代の昔
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江戸 松ヶ枝
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江戸 美吉野(みよしの)
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肥後 葦の浮船(あしのうきふね)
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肥後 水天一色(すいてんいっしょ)
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古種 山野辺
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古種 長井小紫
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原種 ノハナショウブ
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野生種 爪紅(つめべに)
その他の花菖蒲
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夏椿(ナツツバキ)
学名:Stewartia pseudocamellia ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木
別名の「沙羅樹(シャラノキ)」は 仏教の聖樹 フタバガキ科のサラソウジュに擬して名付けられた
花言葉:愛らしさ はかない美しさ 哀愁
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山法師(ヤマボウシ)
学名:Benthamidia japonica ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木
花言葉:友情
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