2021.05.04  日暈

暈(かさ)とは 太陽や月に薄い雲がかかるとき その周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことである
太陽の周りに出るのは日暈(ひがさ・にちうん) 月の周りに出るのを月暈(つきがさ・げつうん)という
自身では 昔から「かさ」=「笠」だと思っていた 月が笠を被ると雨が降ると言い伝えがあり
雨だから=笠(傘)と信じていたわけである

「太陽や月に暈がかかると雨が近い」という言い伝えがある地方は多い
 低気圧の温暖前線の前方には 暈を発生させる巻層雲や巻雲などが存在し
暈は低気圧の接近に伴って発生することが多いためである と同時に低気圧の接近による大気の
引き込み現象により風が弱くなるために暈が出現しやすくなる

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レンズ一杯の大きな日暈

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魚眼レンズで撮影した天空を覆う日暈


2012.09.30  月暈

暈の文字は「日+軍」で表わされ「暉」は同意別文字である 軍は「勹+車」で戦車で囲むという意味で
戦闘軍団の一単位を表すとともに「囲む」「輪」という意味にも使われる

2012年中秋の名月に現れた 月暈である

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