丸太小屋を建てる

「ログハウスに住みたい」が夢だったが「乏しい建設資金」と「斜面という状況でのメンテナンス」を考えれば
比較的コストが安くメンテナンスも容易な 在来工法による<ポスト&ビーム>と言われる「丸太小屋」となった
実のところ夫婦共に関西生まれで今も実家は奈良にある 奈良及び京都は日本を代表する古都であり
その古都奈良に今も存在する法隆寺も唐招提寺も 簡素に考えれば立派な「丸太小屋」なのではなかろうか

樹木は通常大地より上へ伸びる 根から吸水するため繊維は下から上へ通る 故に立てて使えば丈夫だが
横に寝かせれば容易に小口や表皮から吸水し腐ってしまうのである
別荘地に放置されたままの 腐食され崩壊するログハウスを見るにつけ つくづく温暖湿潤な日本の気候には
「アメリカン・ログハウス」は不向きであると思うのである

わが家の建築にあたり 決めたコンセプトは「和」と「古民家」 しかし小屋組にはシンプルなトラスを用いるなど
とらわれることなく洋式建築の合理性も折衷している 木材は乾燥して古くなると表面が銀灰色になってくることが
多々ある その為あえてブラウン系の色を使わず 木部塗装はキシラデコールのシルバーグレイとし
外壁には「桜色」の漆喰壁を使用した 銀黒の石州和瓦葺き屋根と併せて ひと味違ったログハウスとなっている