伊予鉄道1号機関車   所在地:愛媛県松山市梅津寺町梅津寺公園内

<掲示板> 鉄道記念物 伊予鉄道1号機関車   この機関車は「四輪連結水槽付機関車」で、明治21年
伊予鉄道株式会社が松山〜三津間に、軌間2呎6吋(0.762m)の鉄道を敷設した時から使用されたもので、
ドイツのミュンヘン州クラウス製造所から輸入されました。当時は米1升が4銭5厘の時代に、この機関車の
価格は9,700円でした。爾来線路も延長されて明治、大正、昭和、と実に67年にわたり松山平野を走り
つづけました。 夏目漱石の名作「坊ちゃん」に登場してからは、「坊ちゃん列車」の愛称で親しまれて
きましたが、いまは使命を全うしてここに保存されています。 我が国に現存する最古の軽便鉄道機関車として、
昭和42年10月14日、日本国有鉄道から鉄道記念物として指定されました。
漱石の小説に出てくるとはいえ機関車の描写は「ピュー」の一言だけである 伊予鉄道は1888年製の1・2号機から
始まり 1892年製2輌・1898年製2輌・1900年製2輌・1907年製2輌と増備するほか 道後鉄道買収で1889年製
2輌・別子銅山から1894年製2輌・1896年製1輌を譲受して15輌のクラウスを保有していた 1888~1913年に
同形のクラウス製機関車は全国に33輌輸入されておりその内伊予鉄道10輌・道後鉄道2輌・別子銅山10輌と愛媛勢が
半数以上を占めている これには伊予鉄道・道後鉄道ともに大株主であった住友財閥が関係していると言えよう
住友別子鉱山鉄道の1形機関車は 愛媛県新居浜市角野新田町の別子銅山記念館前に静態保存されている
<Link:伊予鉄道株式会社ホームページ>
さて梅津寺公園に静態保存されている1号機関車だが 足回りの部品等に3号機の部品を多用している
それは以前の保存状態が悪く やむなく保存されていた3号機を解体して修理したからである 今は磨かれ
輝いている1号機だが 屋根付きとはいえども前後左右に壁は無い 悪戯や盗品にも無防備といえる
記念物として大切な保存を考えるなら 伊予鉄本社などの屋内展示とすべきである 部品補充はもう出来ない
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<上>サンフラワー形煙突の1号機
昭和27年(1952)煙突改造後の伊予鉄1号機
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梅津寺公園に静態保存されている1号機関車
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